鮎の旬はわずか2ヶ月!美味しい時期の味を堪能するレシピも紹介

鮎の旬はわずか2ヶ月!美味しい時期の味を堪能するレシピも紹介

鮎は旬の期間は非常に短く、夏の間が旬の時期とされています。しかし、短い旬には理由があり、美味しい鮎を堪能するためには非常に重要です。

そこで、今回は創業150年の歴史を誇る海産物の卸売業の丸忠商店が、鮎の旬についてご紹介します!

鮎の旬を知って短い期間でも十分に楽しめるように参考にしてみてください。

鮎の旬な時期

鮎の旬な時期

鮎の旬の時期は6月〜8月のわずか2ヶ月と言う短い期間です。

鮎は資源保護のため、11月から5月は禁漁となっているところが多いです。鮎漁の解禁が6月からなので、鮎の旬はそれと関係しているとも考えられます。

6月〜7月にかけて体長15cm程度になった「若鮎」は骨が柔らかく、その柔らかい骨も一緒に食べやすい塩焼きにするのがオススメ。

7月〜8月で体長25cm程の鮎は「成魚」になります。鮎特有の香り高くなっているのもこの頃で、胸の辺りに「追星」と呼ばれる黄色の模様が濃く出てくるのが目印です。

6月〜8月と短い旬の期間ですが、9月〜10月にかけて鮎は産卵時期を迎え「子持ち鮎」「落ち鮎」と呼ばれるようになります。旬ではなくなるものの、この時期にしか味わえない鮎にも美味しさを感じられます。その後川を下って産卵すると命尽きます。

使命を果たす直前の6月〜8月は身が詰まった鮎の最盛期であることが分かりますね。

天然鮎と養殖鮎で旬に違いはある?

天然鮎と養殖鮎で旬に違いはある?

天然鮎と養殖鮎では旬に大きな違いはなく、どちらも基本的に6月〜8月の夏を旬としています。

ただし、旬が始まる前の4月〜5月頃に稚魚である「稚鮎」として市場に出回ることがあります。これは一般的に琵琶湖で養殖された鮎であり、体長6cm程の大きさです。

旬ではありませんが、一足早く旬を感じたい方には稚鮎がオススメです。甘露煮や天ぷらと行った稚鮎の美味しさを引き出す調理方法で楽しめます♪

鮎の美味しさは旬だけでは決まらない

鮎の美味しさは旬だけでは決まらない

旬の時期は身が詰まった美味しい鮎が食べられますが、実は、旬だけではなく、食べている餌や育った環境が味に影響してくるのです。

この違いとして分かりやすいのが養殖鮎と天然鮎。

養殖鮎は寄生虫を排除するため、水や餌の管理が人の手によってされています。餌は人工的なモノが多く、鮎独特の香りは出にくいとされています。

天然鮎は川でも清流に生息し、藻類を餌とします。光をたっぷりと浴びた川底の藻類は栄養価が高く、天然鮎はそれを摂取しているので味はもちろん、香り高い鮎を食卓で召し上がれます。

川の質ごとにも鮎の味わいは変わってきます。産地によって天然鮎は味わいが違うためそれぞれの地域の天然鮎の味を堪能できると言うことです。

美味しい鮎の食べ方紹介

フライパンでできる!鮎の塩焼き

フライパンでできる!鮎の塩焼き

鮎と言えば塩焼きが定番メニューですよね。魚焼器で作るのもいいですが、掃除が大変で使うのが億劫の方も多いでしょう。そんな時はフライパンで簡単に調理してみてください。

材料(2人前)

  • 鮎:2尾
  • 塩:小さじ1/4
  • サラダ油:小さじ2
  • レモン:くし切り1個
  • 大葉:1枚
  • 塩:1つまみ

作り方

  1. 鮎の尻尾に包丁をあて、頭に向かって撫でるようにウロコをとり、水洗いします。
  2. キッチンペーパーで水を拭き取り、塩を両面に振ります。尻尾とヒレには焼き上がりを美しく見せるための「化粧塩」をします。
  3. 中火で熱したフライパンにサラダ油を入れ、<手順2>を入れます。両面を焼き色が付くまで焼いたら、蓋をして弱火で10分蒸します。
  4. 蒸してる間に、お皿に大葉を乗せておきましょう。
  5. 蓋を開け、表面がパリッとするまで中火で焼いたら大葉が乗っているお皿に乗せ、レモンを添えます。
  6. 味を整えるための塩を振ったら完成です。

簡単!鮎の甘露煮

簡単!鮎の甘露煮

手間がかかる印象の強い甘露煮ですが、鮎に調味料を入れて中火にかけるだけの簡単レシピです!お水以外は全て同じ分量なのも分かりやすいのでチャレンジしてみてください。

材料(2人前)

  • 鮎:4尾
  • 生姜:10g
  • A
    • 水:250ml
    • 料理酒:大さじ3
    • 砂糖:大さじ3
    • 醤油:大さじ3
    • みりん:大さじ3

作り方

  1. 生姜は皮を剥き、薄切りにします。(またはチューブでも可)
  2. 鮎は尻尾から頭まで撫でるように包丁でウロコを取り、その後軽く水洗いでぬめりを取ります。
  3. 水気を拭き取ったらフライパンに②を置き、①とAを入れて中火にかけます。
  4. 沸騰したら、蓋をしてさらに中火の15分煮ます。
  5. 蓋を外し、鮎にタレをかけながら10分間煮詰めたら完成です。

まとめ

今回は鮎の旬の時期とオススメの食べ方を紹介してきました。

他の魚介類よりも旬の時期が少ない鮎ですが、より美味しく食べるために香り高い天然鮎を使用して様々な味付けで旬の鮎を楽しみたいですね。

しかし、鮎は表面にぬめりがあり下準備に時間がかかってしまうため、生魚を購入するのは抵抗があるかもしれません。

そんな時は下処理済みの鮎を利用しましょう!

マルチュウスマイルでは岐阜県産天然鮎を通販でご用意しております!解凍したらすぐに調理できるのは非常に便利で簡単ですよね♪

下処理済みの天然鮎をみてみる