プロが教える!自宅で上手に天然鮎の塩焼きをする方法【グリル・フライパン・BBQ編】

プロが教える!自宅で上手に天然鮎の塩焼きをする方法【グリル・フライパン・BBQ編】

一般に出回っている鮎はほとんどが養殖なため、天然鮎は希少でなかなか手に入れることができません。天然鮎は養殖とは違う特有の香りや鮮度などを味わうことができる別格の魚です。

しかし、天然鮎は下処理や準備が多く、そのまま調理することが難しい魚です。

下処理をしっかりとして新鮮で美味しい天然鮎を食べたいですよね。

そこで、今回は天然鮎の下処理・下準備の方法をご紹介します!天然鮎の塩焼きの方法としてグリル・フライパン・BBQでの美味しい調理方法も一緒にご紹介しますので、お好きな調理方法で天然鮎の塩焼きも楽しんでみてください。

天然鮎を塩焼きにするための【下処理】

【下処理】天然鮎を塩焼きにするための

天然鮎は新鮮な状態で下処理されていないことが多く、独特のぬめりやフン出しなどの下処理が必要になってきます。

フン出し

まずは天然鮎の腹に溜まっているフンを出していきます。

腹から肛門に向かって親指で押し出します。出てこなくなるまで繰り返し、フンを出し切りましょう。

ぬめり落とし

天然鮎の体の表面に付いているぬめりを流水で洗い流しましょう。ぬめりがひどい場合は粗塩で擦ると効果的です。その後流水で洗い流すようにしてください。

洗い終わったら調理する前にキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。

天然鮎を塩焼きにするための【下準備】

天然鮎を塩焼きにするための【下準備】

鮎の塩焼きは塩の振り方などで美味しさがグンッと変わります!

塩焼きのポイント
  • 粗塩を使用する
  • 化粧塩を尻尾や背びれ、腹びれにする

粗塩は精製された食卓塩に比べてミネラルが海水に近い配合で作られているため魚の美味しさを引き立てる役割があります。

しかし、粗塩の場合均等に振れない時があるかもしれません。そのような時は少し濡らした手の平に粗塩を適量擦り付け、魚に叩き込むように満遍なく塗り込んでいきましょう。

塩焼きする全ての魚に言えることですが、化粧塩も塩焼きを美味しく食べるために重要な役割を果たします。

化粧塩とは、塩焼きで魚の焼き上がりを美しく見せるために、焼く直前に塩を振ることを言います。尻尾やヒレにたっぷりとまぶしてから表面にパラッと振ることでキレイな焼き上がりになりますよ。

グリルで天然鮎を塩焼きにする方法

グリルで天然鮎を塩焼きにする方法

焼く時のポイント

グリルで塩焼きする際は弱火から中火で火をうまく扱って身の中までゆっくりと乾燥させることが重要です。表・裏・表の3回で焼くようにしましょう。

手順

※下処理・下準備を済ませた後の手順です。

  1. お皿に乗せた時に表になる面を弱火で5〜10分きつね色になるまで焼きます。
  2. 更に中火で1〜2分焼き、焼き目を付けます。
  3. 裏返して裏になる面を弱火で4〜6分きつね色になるまで焼きます
  4. 更に中火で1〜2分焼き、焼き目を付けます。
  5. ひっくり返して表になる面を弱火で1〜2分焼き、出てきた水分を飛ばしましょう。
  6. 最後に火を止め、グリルの中で5分蒸らしたら完成です。

フライパンで天然あゆを塩焼きにする方法

焼く時のポイント

フライパンで焼くと火力調整も普段使い慣れているので簡単に焼き上げることができます。大きさによって焼き加減が異なりますのでその都度焼き色を確かめて調整してみてください。

手順

※下処理・下準備を済ませた後の手順です。

  1. 中火で熱したフライパンにサラダ油を入れ、下準備した鮎を入れます。両面を焼き色が付くまで焼いたら、蓋をして弱火で10分蒸します。
  2. 蓋を開け、表面がパリッとするまで中火で焼いたら完成です。
  3. 完成した鮎にレモンを添えるとよりサッパリした味わいになります。

BBQで天然鮎を塩焼きにする方法

BBQで天然鮎を塩焼きにする方法

焼く時のポイント

BBQスタイルで鮎の塩焼きを食べる時にはBBQ特有の炭の香りも相まって天然鮎の塩焼きがより深みを持った味になります。

鮎の塩焼きは本来串を刺して焼く「串打ち」をします。これは口の方を下にした串を立てて焼くことで川魚特ならではの水分の多さを軽減することができます。魚の口から水分が徐々に出てくると言うわけです。

BBQの網に乗せる場合は串がなくても良いのですが、せっかく外で食べるのであれば串打ちして本格的な食べ方を楽しむこともできますよ。

手順

※下処理・下準備を済ませた後の手順です。

  1. 串打ちは、なみ縫いのように串を入れていきます。まず右目または口から串を入れます。
  2. 次に黄色の斑点の追星から串を出します。
  3. 背びれの付け根(真下の中心部分)から入れます。
  4. 裏側から串が飛び出ない程度に串を通し、尻尾を少し持ち上げながら尾びれの付け根に串を出します。
  5. 2本以上ある場合は腹のあたりの見えている串に添え串として竹串などを刺しておくとひっくり返す時に便利です。
手順

まとめ:おすすめの天然鮎はマルチュウスマイル

今回は、自宅で天然鮎を塩焼きにする方法を「グリル・フライパン・BBQ」の3つの方法でご紹介してきました!

自宅でゆっくり調理するときはグリルが使いやすいですし、料理があまり得意ではない、慣れていないと言う方にはフライパンでの調理がオススメです。家の庭やキャンプなどアウトドアで調理したい時はBBQでも簡単に天然鮎の塩焼きが食べられるので場所に限定されることなく旬を味わうことができますね。

味付けも塩焼きととても簡単な調味料で食べられる鮎ですが、フン出しやぬめりとりなど下処理が少し手間なのがネックですよね。

そのような時は下処理済みの天然鮎でより簡単に美味しく塩焼きを調理してみてはいかがですか?

清流良川の恵みブランド「郡上鮎」2尾
まとめ:おすすめの天然鮎はマルチュウスマイル

マルチュウスマイルは目利きのプロが厳選した海産物を自宅で手軽にお楽しみいただけます!

日本三大清流の一つ、岐阜県長良川で育った希少な天然鮎は郡上鮎と呼ばれ天然鮎の中でも特に高品質な鮎として名高いです。

手間のかかる下処理を済ませた上で冷凍していますので、解凍したらすぐに調理できるのが魅力的です。

近年人気が急上昇中のキャンプでもドライブ中に解凍すればキャンプサイトに着いた時には丁度いい具合に解凍されているでしょう♪

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