貝を食べた瞬間に蕁麻疹が出たり、口の周りが赤くなったなどの症状が出ていませんか?それはもしかすると「貝アレルギー」かもしれません。
マルチュウスマイルは海産物を扱う卸業として150年以上の歴史を築いてきました。その中で日々大切にしていることはお客様に安心・安全の食材を届けたいという想いです。
今回、安全に食べてもらうための基礎知識として、貝アレルギーの症状やアレルギーを発症しやすい貝の種類などをまとめました。
医療機関を受診するまでの間にぜひご自身でも確認してみてください。
※あくまで自己判断はせず、必ず主治医の指示に従いましょう。
貝アレルギーの症状
貝アレルギーの症状は甲殻類アレルギーなどの症状と似ており、
- 喉の痒み
- 皮膚の蕁麻疹
- 嘔吐
など様々な症状が考えられます。
重症になると呼吸困難やアナフィラキシーショックが起こるケースもあります。
消化器に症状が出た場合は、アレルギー以外にも細菌や貝の毒素、ウィルスの混入などによる症状の可能性があることも覚えておきましょう。
※あくまで自己判断はせず、必ず主治医の指示に従いましょう。
アレルギーになりやすい貝ってある?
貝アレルギーは主に以下の貝からアレルギーになりやすいと言われています。
- 帆立
- 牡蠣
- アワビ
- アサリ
- ムール貝
もちろん、この他の貝類でも貝アレルギーが発症する可能性は十分にありますので、他の貝類を食べても注意が必要です。
「もしかして貝アレルギー…?」と思ったら
貝アレルギーを疑うようでしたら医療機関で検査してもらい、鑑別してもらいましょう。
貝アレルギーは一般的な食品アレルギーと症状が似ているため、専門家でないと原因がわからないことがほとんどです。
いつ、どんな貝を、どういう調理方法で食べたのか。
症状が繰り返し起こっているのか、一度だけなのか。
など食物アレルギーの心配のある方は定期的に記録をつけて、医療機関を受診してみてください。
貝アレルギーではない?食中毒の可能性も!
これまで貝アレルギーについて述べてきましたが、必ずしも貝類を食べてアレルギー症状が出た=貝アレルギーとは言いきれません。
アサリや帆立をはじめとした二枚貝は有毒プランクトンを餌にすると体内に毒が蓄積し、毒貝になってしまいます。日本でよく発生がみられるのは、
- 麻痺性貝毒
- 下痢性貝毒
の2種類です。
基本的に市販では貝の出荷規制があるため、貝の食中毒はほとんどありません。
しかし、海水浴などで自家用で収穫した貝は自然の状態のままなので注意が必要です。加熱調理しても毒が消えることはなく、これは、貝毒が熱に強いからです。そのため自宅で気軽に食べる際には気をつけなければなりません。
※あくまで自己判断はせず、必ず主治医の指示に従いましょう。
まとめ
今回は貝アレルギーの症状や貝の種類、貝毒による食中毒について紹介してきました。貝アレルギーは他の食物アレルギーの症状と似ているため、即座には分かりにくいです。まずは紹介してきた症状や異変を感じたらすぐに医療機関を受診することをオススメします。
マルチュウスマイルでは、食生活に関する情報を学び、発信することで、食の安全を高め笑顔の毎日をお届けできるように努めてまいります。