「イセヒカリって聞いたことあるけど実際どんなお米なんだろう」
「コシヒカリとイセヒカリって名前似てるけど何が違うんだろう」
「お米によって料理の向き不向きってあるのかな」
このような疑問を持ったことはありませんか?
もしかしたらイセヒカリは皆様が思っているより美味しいお米かもしれません。
それでは、奇跡の米イセヒカリとはどんなお米なのでしょうか。よく食べるコシヒカリと関係はあるのでしょうか。
もしも、「イセヒカリってどんなお米?」「イセヒカリが美味しく食べれる料理ってなに?」と思ったなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
お米をもっと美味しく食べることができて、幸せになれるかもしれません。
目次
コシヒカリ原種の歴史
昭和19年に新潟県農業試験場で農林1号、農林22号がかけあわせられました。
その後、福井県農業試験場で一旦育てられ、昭和28年に越南17号として新潟に里帰りしてきます。
越南17号は土地で左右されず、米のとれ高が安定。ごはんの味が良いという美点がありました。しかし、茎が長く倒れやすい。いもち病に弱いという欠点もありました。
その頃は、ごはんの味よりもとれ高が重視される時代であったため、誰にも注目されなかったです。
しかし、新潟県はそれに屈せず、次世代のお米の注目点はごはんの味だと信じ、昭和31年に新品種コシヒカリとしてのデビューを果たしました。
このコシヒカリという名前の由来は、「越の国に光り輝く」というものです。
デビュー後は、くきが長く倒れやすいという欠点を克服するように努力を続けました。
そして現在もなお、コシヒカリは日本一おいしいブランド米としての名誉を守り続けています。
コシヒカリ誕生秘話
日本は戦後で、食糧不足に陥っていた時代。味の美味しいコシヒカリより、収穫量の多い品種が重要視されていた時代のお話です。
後のコシヒカリを含む、雑種第3世代の20個分が福井農事試験場に送られました。
そのお米たちの育成の中心となった人物は石墨慶一郎という者でした。
彼は、自宅の周りの水田で自ら育種を行う程、育種精神が卓越していました。
しかし、時代柄、コシヒカリの育成に精を出すことはなかったです。
そんな中、間もなくして昭和28年6月28日、福井大震災が発生しました。街並みは崩壊。稲も大震災の影響でほとんどが枯れ死にました。
しかしそんな中、枯れ死を耐えきったのが、後のコシヒカリ。栽培を強湿田で行っていたためです。
この窮地を乗り切れなかったら、コシヒカリは存在していません。コシヒカリの奇跡と呼んでも過言ではないでしょう。
イセヒカリの歴史 コシヒカリとの違いは?
平成元年の秋、台風が2度も伊勢神宮の御神田を襲いました。この台風により、コシヒカリはほとんどが倒れてしまいました。
しかし、この台風に屈せず奇跡的に御神田で生き切った稲株からイセヒカリが生まれたのです。
イセヒカリの特徴
イセヒカリには、次のような4つの特徴があります。
- 太い茎
- 硬質米
- タンパク質が少量
- 縁起が良い
4つの特徴を詳しく説明していきます。
太い茎
コシヒカリと比べ太い茎を持つイセヒカリは、倒れにくく頑丈です。
また、耐病性にも優れています。
イセヒカリは丈夫な体を持つお米なんです。
硬質米
硬質米とは、水分含有量の少ないお米のことです。
この硬質米は、おにぎり・お寿司などに使うことでお米の美味しさを最大限に引き出します。
タンパク質が少量
硬質米はタンパク質が少ないため、酒米としても美味しいお米です。
縁起が良い
来宮神社という神社で「奇跡のお米イセヒカリ」がご祈祷の授与品になっています。
来宮神社は、縁結びの神社として有名なパワースポットです。
美味しく希少な縁起も良いお米。これがイセ光なんです。
イセヒカリ(コシヒカリ)の美味しい食べ方
イセヒカリは硬質米。準備で美味しさが決まる。
硬質米の味わいを引き出すには、十分に水に浸透させること。吸水に時間がかかる性質があるからです。
しかし、お米の浸漬時間は最大2時間であり、それ以上はいくら浸漬させても吸水しません。
そこでポイントとして、炊飯をする約20分前に吸水の時間を設けることです。
そうすることで、イセヒカリの美味しさを最大限に引き出して、美味しいご飯が炊きあがります。
イセヒカリでつくったスイーツの紹介
奇跡の米イセヒカリで作ったショートブレッドです。
卵を使わず、グルテンフリーなため、米粉の味が最大限に引き出されたサブレになっています。
食感は、サクサクほろほろ。味は、上品な味。なのに、程よい甘味に虜になってしまうスイーツです。
ぜひ、美味しく、縁起の良い奇跡のお米イセヒカリで仕上げた、ショートブレッドを堪能してみてください。
商品はこちらからチェック!