コクのある「うなぎの蒲焼き」は多くの日本人を魅了し親しまれてきました。高価な食材ですが、好きな方にとっては定期的に食卓に並ぶこともあるでしょう。
蒲焼にはこってりとしたタレがついているため、カロリーが多いと感じる方もいらっしゃいます。しかし、うなぎにはたくさんの栄養素が含まれており、うなぎ自体のカロリーも低めなので、食べる量や頻度さえ注意をすれば、安心して食べることができますよ。
そこで、今回は150年以上の歴史を誇る水産物商「マルチュウスマイル」が、うなぎの栄養や効果効能、栄養を活かす食べ方や注意点についてまとめました。もし今日のお昼にうなぎを考えている方、大切な人にうなぎを贈りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
うなぎ(蒲焼)に含まれる栄養
成分名(うなぎの蒲焼き100gあたり) | 値 |
エネルギー | 285 kcal |
水分 | 50.5 g |
たんぱく質 | 23.0 g |
脂質 | 21.0 g |
炭水化物 | 3.1 g |
ナトリウム | 510 mg |
カリウム | 300 mg |
カルシウム | 150 mg |
マグネシウム | 15 mg |
鉄 | 0.8 mg |
亜鉛 | 2.7 mg |
ビタミンA | 1500μg |
ビタミンB1 | 0.75mg |
ビタミンB2 | 0.74mg |
ビタミンD | 19.0 μg |
参考:日本食品標準成分表
うなぎは魚類の中でも高たんぱくで、ビタミンやミネラルが豊富な食材です。魚類に不足しがちなビタミンも豊富に含まれており、ビタミンAやビタミンB1・B2、ビタミンDなどが含まれています。特に、ビタミンB群には疲労回復や健康維持の効果があるため、「スタミナの素」としても有名です。
うなぎの栄養と効果効能
ここでは、うなぎの栄養とその効果効能について詳しく解説します。
目や粘膜の健康を保つ「ビタミンA(レチノール)」
うなぎには、ビタミンAの主成分である「レチノール」が含まれており、視力を保護するための視細胞の形成や、肌や粘膜の健康維持、免疫機能の強化に役立つ栄養素であることが知られています。
うなぎの蒲焼約1/3パック程度を摂取すると1日に必要なビタミンAをほぼ満たすことができますが、もし過剰摂取してしまうと、健康に悪影響を与える可能性があるため、常識の範囲内の量に留めておきましょう。
疲労回復や健康維持に最適な「ビタミンB群」
多忙な日々で疲れがたまる方には、うなぎの「ビタミンB群」が有効です。
ビタミンB1は疲労回復に効果があるとされ、ビタミンB2は免疫力を高める効果があるとされています。また、ビタミンB6やビタミンB12はストレスに対する抵抗力を高めたり、貧血の予防に役立つとされています。
これらビタミンB群が豊富に含まれるうなぎは、健康的な食生活を維持するために適した食材と言えるでしょう。
老化防止や疾患予防に効果的な「ビタミンE」
うなぎには「ビタミンE」が含まれており、老化防止や疾患予防、血液をサラサラにする働きなど、健康にとって嬉しい効果が期待できます。また、免疫力を向上させる効果もあり、健康的な身体作りにも役立つ栄養素です。
歯や骨の成長をサポートする「カルシウム・ビタミンD」
うなぎは、成長期のお子様や、骨密度を気にされているシニア世代の方々にも効果的な栄養素を含む食材として人気があります。
その中でも「カルシウム」は、骨や歯の形成に必要不可欠な栄養素であり、うなぎには豊富に含まれています。また、「ビタミンD」はカルシウムの吸収を助ける栄養素として、骨や歯の健康をサポートすると同時に、免疫機能の向上やがん、心臓病の予防にも有効とされています。
季節的な日照不足や、外出の機会が限られる方にとっては、うなぎのような食材からビタミンDを摂取することが重要な健康維持法と言えるでしょう。
生活習慣病の予防に効果的な「DHA・EPA」
うなぎには「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(エイコサペンタエン酸)」が豊富に含まれています。これらは、不飽和脂肪酸の一種で、健康増進に効果的な栄養素です。
DHAは、脳や目の健康に必要な栄養素であり、認知症や脳卒中、視力の低下などの疾患予防に役立ち、心臓病の予防や改善にも効果があるとされています。
EPAは、血液をサラサラにする効果があり、血栓や動脈硬化、高血圧などの疾患予防に役立ち、炎症を抑える作用やアトピー性皮膚炎や関節リウマチなどの疾患改善にも期待されています。
また、これらは私たちの体内では作ることができないため、積極的に摂りたい栄養素と言えるでしょう。
皮膚の弾力を守るなどの美容効果も期待できる「コラーゲン」
「コラーゲン」は、肌や骨、軟骨、靭帯などの組織の主要な構成成分であり、女性に嬉しい美肌効果や関節の健康維持などに効果があります。
特に、加齢とともに減少する肌のハリや弾力を保つためには、コラーゲンの摂取が重要です。うなぎのコラーゲンは、体内で吸収されやすい形で含まれているため、効果的に摂取することができます。
うなぎの栄養を有効に摂取する食べ方
前述のように、うなぎは栄養価が高く、美容や健康に優れた効果が期待できる魅力的な食材であることをご理解いただけたでしょう。
以下では、このように栄養豊富なうなぎをより有効率的に摂取するための食べ方をご紹介します。
夏バテでなどで栄養を取りたい際は「山椒」をと合わせて食欲増進を
疲れがたまっていて食欲が低下している際には、「山椒」を蒲焼などと合わせて召し上がることをおすすめします。
山椒は独特の香りと成分により、新陳代謝を高めるなど様々な効果があるとされており、蒲焼などと合わせることで、胃腸を刺激し、食欲を高める効果が得られます。特に夏バテで食欲が低下している時には、山椒とうなぎが相乗効果を発揮してくれるでしょう。
目やお肌への健康効果を高めるには「卵」と合わせた料理を
目やお肌への健康効果を高めたい方には、「卵」と合わせた「うなぎの卵とじ」や「う巻き卵」などの料理がおすすめです。
卵にも、目や皮膚の粘膜を健康に維持し、対抗力を高めてくれるビタミンAが含まれているので、うなぎの蒲焼に一手間加えるだけで手軽に作ることができます。
美肌効果にはコラーゲンの生成を促進する「ビタミンC」を含む食材を
うなぎに含まれるコラーゲンが美容効果を持つことは既に述べましたが、うなぎの美容効果をより高める方法としては、うなぎと一緒に「ビタミンCを多く含む野菜」と合わせて食べるのがおすすめです。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進する働きがあるため、うなぎと一緒に「ブロッコリー」や「かぼちゃ」「じゃがいも」などの野菜を摂取することで、美肌効果を高めることができます。
また、うなぎは脂肪分が多めな食材であるため、食べ過ぎには注意が必要です。適量を守って、バランスの良い食生活を心がけることも美容効果を高めるポイントです。
うなぎを食べる際の注意点
最後に、栄誉満点のうなぎを食べる際の注意点について解説します。
生食は控える
うなぎは生食できないため、しっかりと加熱してから食べることが必要です。特に蒲焼きの場合、加熱不足で中にいる細菌が死滅しないことがありますので、加熱時間や温度に注意しましょう。
うなぎの食べ過ぎには要注意
うなぎは栄養価が高く、消化にも良い食材ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
ビタミンAの過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことが知られており、妊娠初期の方は特に注意が必要です。また、高血圧などの血管関係の健康を維持するためにも、コレステロールがやや高いうなぎの過剰摂取は控えましょう。
特に健康に気を遣われている妊娠初期などの方は、連日の摂取は控え、一度の食事に40〜50g程度を目安として取り入れてみてください。(参照:elevit)
うなぎの骨に注意する
うなぎには細かい骨が多く含まれていますので、お子様やご高齢の方が食べる際には十分に気を付けて、骨が詰まらないようにしましょう。
まとめ:ご家庭でうなぎを食べるならマルチュウスマイルがおすすめ!
今回はうなぎの栄養や効果効能などをご紹介しました。子どもから大人まで、うなぎはどの年代にとっても必要な栄養がたくさん含まれています。和食の代表格として愛されているうなぎは、家族が集まった時にも美味しく健康的に食べられる食材です!
そのような際に、おすすめさせていただきたいのが、マルチュウスマイルの「炭火焼きカットうなぎ」です。
愛知県産のブランドうなぎである三河一色産を使用したこちらのカットうなぎは、秘伝のタレと手焼き製法で一つ一つ丁寧に焼き上げ、うなぎの美味しさを存分に引き出しています。特別な日だけでなく、家族の健康や美肌を目指す方にも味わっていただきたい商品となっています。
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