少し前まで「魚を食べると~頭がよくなる~」という歌が、スーパーのお魚コーナーでよく流れていました。頭が良くなるのであれば、毎食でも子供に魚を食べさせたいもの。
でも、魚を食べるだけで、本当に頭を良くすることはできるのでしょうか?そこでこの記事では、魚を食べると頭が良くなると言われる理由や、どんな魚がお勧めなのかなど、詳しくご紹介します。
「魚を食べると頭がよくなる」はホント!
まず、結論からお話ししましょう。魚を食べると頭が良くなるという話は、ほぼ事実です。それには、多くの魚に含まれている「DHA(ドコサヘキサエン酸)」という栄養素が深く関係しています。
「DHA」は、オメガ3系不飽和脂肪酸(必須脂肪酸の一種)です。1980年代後半から注目され始めました。なぜ、注目されたのかというと、「認知機能」を活性化させることがわかってきたからです。
「認知機能」とは、記憶や思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的能力を指します。つまり、「魚を食べると頭が良くなる」という所以は、「DHAに認知機能を活性化させる働きがあるから」と結論づけられるわけです。
1つ注意したいのは、元々「DHA」は脳や網膜などの神経系に含まれているものの、ヒトの体内でほぼ作ることができないことです。そのため、魚などから積極的に摂取する必要があります。
「DHA」は大人より子供に欠かせない栄養素
「DHA」は、大人より子供が積極的に摂取したい栄養素です。なぜなら、「DHA」は、脳細胞の活性化や発育に深くかかわっているからです。
もし、子供の頃にあまり「DHA」を摂取しなかった場合、記憶力や学習能力、脳の発育に支障をきたすことがわかっています。
そのため、日々の食生活を見直し、バランスよく「DHA」を摂取することが大切なのです。
ちなみに「DHA」は、たくさん摂取すればいいものではありません。「DHA」を過剰摂取すると、血圧が低下しやすくなるからです。
子供における目安摂取量は、国などによっても違います。例えば、欧州食品安全機関(EFSA)の場合、1日あたり250mgです。一方、日本は1日あたり約150mgとなっています。
コツがいる!「DHA」をたっぷり摂取する食べ方を紹介
「DHA」をたっぷり摂取するには、ちょっとしたコツがあります。特に押さえておきたいのは、「加熱しないこと」です。
「DHA」は、加熱すると脂肪と一緒に流出してしまいます。そのため、汁物やホイル焼きにして汁ごと食べたり、お刺身で食べるのがお勧めです。
また、魚の種類によっても、「DHA」が含まれている量は違います。「DHA」がたっぷりと含まれている、代表的な魚は次のとおりです。
DHAを多く含む魚
上記の表は、文部科学省「日本食品業淳成分表2015年版(七訂)」で公表されたデータです。この表を見るとわかるとおり、最も「DHA」が含まれているのは、マグロの脂身です。
そして、サンマやサバ、ブリ、キンキと続きます。他にも、「DHA」が多く含まれている魚はたくさんあるものです。
飽きがこないように、いろんな種類の魚を食べたり、たまには缶詰を活用したりするのもいいでしょう。
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子供のうちから魚を食べる習慣があると、大人になってからも心身共に健康的に過ごすことができます。特に魚に多く含まれる「DHA」は、子供の成長に欠かせない栄養素です。
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