海の魚を美味しく食べる為の焼き方を基本から応用までプロが解説

【基本〜応用】海魚を美味しく焼くコツ・焼き方をプロが解説

海魚と川魚は同じ魚ですが、美味しくなる焼き方が異なります。手順を間違ったり火加減が違うと身が固くなったりと美味しくない焼き魚になりかねません。

せっかく美味しい海魚を食べるわけですから、正しい焼き方で楽しみたいですよね。

そこで、今回は海魚の焼き方を150年の伝統を誇る、水産物商「マルチュウスマイル」がご紹介します!

グリル、フライパンなど焼く時の手段別にコツをお伝えしていきます。

【基本】海魚の焼き方

【基本】海魚の焼き方

魚の焼き方の格言として「海背川腹(うみせかわはら)」と言う言葉があります。

海魚と川魚では焼き方を変える必要があり、「海の魚は背中(皮)から焼き、川の魚はお腹(身)から焼く」と言う先人たちの教えです。

海魚は海を泳ぐために脂肪や水分が多く含まれています。そのため「背」である皮から焼いた方が余分な脂肪や水分を落としながら焼くことができ、旨味が増します。皮を下にして焼くと皮が縮んで身が割れてしまうので、それを防ぐためでもあります。

海魚を焼く前に皮にしっかりと油を塗ることも重要です。塩焼きにする場合は少し多いと感じるくらいに塩を振ることで魚から水分が出て、生臭い匂いが消える上に身が引き締まります。

海魚をまるごと焼く時のコツ

海魚をまるごと焼く時のコツ

海魚をそのまま焼く時にはBBQがオススメです。

BBQは圧倒的な火力と火力の持続力があるため、まるごとの海魚に火を通すには有効的です。焼く時には、盛り付ける時に表にくる方を先に焼くことを覚えておきましょう。

綱に皮が張り付いてボロボロになってしまうため、綱にはしっかり油を塗っておいてください。

表裏を焼く割合として表:裏=4:6になるよう気をつけます。それにより皮はパリッと焼き上がり、身まで火が通り美味しく食べられます。

切り身魚を焼く時のコツ

切り身魚を焼く時のコツ

切り身魚を焼く時は、基本の焼き方で伝えた通り、背である皮から焼いていきましょう。そうすることで旨味が増しますよ。

干物を焼く時のコツ

干物を焼く時のコツ

干物を焼く時に重要なのは、盛り付けた時に上になる面を先に焼くことです。これは先に焼く面の方がキレイな焼き色がつきやすいためです。

開きの場合は身から焼き、切り身は皮から、と言うことになります。干物の場合は「海背川腹」は例外になることが分かりますね。

冷凍魚を焼く時のコツ

冷凍魚を焼く時のコツ

冷凍の魚は冷蔵庫でゆっくりと自然解凍することをオススメします。

解凍後長い時間おいておかずにすぐ調理した方が良いので、解凍時間は魚の大きさによって調整してください。

冷凍状態で焼くと水分が多く、生臭い仕上がりになってしまうため、必ず解凍してから焼きましょう。

どうしても解凍時間がない場合はジップロックなどに入れ、冷たい流水で解凍させます。

このときに袋に水が入ると魚の鮮度が落ちてしまうため、水が入らないような袋を選んでください。

解凍できたら焼き方の基本に準じて魚を焼いていきましょう。

海魚をグリルで焼く時のコツ

海魚をグリルで焼く時のコツ

グリルで焼く際も基本の焼き方を元に焼いていきます。表裏を7:3の割合で焼き上げ、時折押して弾力を確かめてみてください。

焼きすぎると身が固くなってしまいますので気をつけましょう。

海魚をフライパンで焼く時のコツ

海魚をフライパンで焼く時のコツ

フライパンで焼く時はクッキングシートを敷くと皮が剥がれずキレイに焼けます。油をひかずに焼き、色がついたらひっくり返して焼きます。

細長い魚ならフライパンの端に置くことを心がけましょう。フライパンの中央に置くと火が当たる部分と当たらない部分があるため、魚が均等でキレイに焼けません。フライパンの縁に沿って置くと火が比較的均等に通りやすいためキレイに焼き上がります。

まとめ

今回は海魚の美味しい焼き方についてご紹介しました。海魚の状態や焼き方によって多少異なりますが、基本的には「海背川腹(うみせかわはら)」を参考に焼いていくと美味しく焼けることを忘れないでください。

美味しい焼き方を知るのも大事ですが、鮮度の高い美味しいお魚であることも大事ですよね。鮮魚を求める方はマルチュウスマイルの通販がオススメ!

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