「うなぎと梅干しは食べ合わせが悪い」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。うなぎの栄養成分が梅干を食べると消されてしまう、脂っぽい鰻料理とすっぱい梅干を一緒に食べるとお腹の調子を悪くするなどの話がありますが、実際はまったく根拠のない迷信なんです。
そこで今回は、150年以上の歴史を誇る水産物商「マルチュウスマイル」が、うなぎとの食べ合わせの悪い食べもの、良い食材についてご紹介します。
目次
うなぎと食べ合わせが悪い食材
- スイカ
- 氷
- アイスクリームなど
うなぎと一緒に食べない方がいいとされているのが「スイカ」「氷」「アイスクリーム」です。これらは、水分が多く、胃酸を薄めてしまうことがあります。そのため、脂の多いうなぎを上手く消化できなくなってしまいます。
ただし、少量を食べる程度では大きな問題はないので、過剰摂取には注意をしましょう。
うなぎと食べ合わせが良い食材
- 梅干し
- 山椒
- やまいも・れんこん
- ねぎ・わさび・にんにく
- ブロッコリー・かぼちゃ・ジャガイモ など
うなぎと食べ合わせの良い食材は、食べ合わせの悪い食材に比べてさまざまにあります。ここでは、食べ合わせの良い食材とその理由についてご紹介します。
消化を助ける「梅干し」
冒頭にもお伝えしたように、「梅干し」は食べ合わせが悪い食材ではありません。むしろ、梅干しは胃酸を分泌し、消化を助けるはたらきをもっていることから、魚の中でも脂がたっぷりのっているうなぎには食べ合わせの良い食材と言えるでしょう。脂が苦手な方や胃腸が弱い方におすすめです。
食欲増進に効果的な「山椒」
「山椒」にかけて食べると、特有の香りや成分により、食欲を増進させる効果が期待できます。特に疲れがたまり、食欲が低下している時には、山椒と栄養満点のうなぎが相乗効果を発揮してくれるでしょう。
夏バテ解消や虚弱体質を改善する「やまいも・れんこん」
やまいも・れんこんは、うなぎに不足する食物繊維も摂取ができ、夏バテの解消や虚弱体質の改善が期待できる食材です。
やまいもは食欲が減退しがちな時にもスルッと食べやすく、消化吸収をサポートし、れんこんは鉄分や、カリウムを多く含んでいます。夏バテやだるさを感じやすい方、二日酔いの予防・解消にもおすすめです。
冷え性の改善が期待できる「ねぎ・しょうが・にんにく」
うなぎには、ねぎやしょうが、にんにくなど食材を使用した料理がありますが、冷え性の改善も期待できる食材として知られています。鰻料理にトッピングしたりと、手軽に取り入れることができるのでぜひ、試してみてください。
美肌効果をアップが期待できる「ブロッコリー・かぼちゃ・ジャガイモ」
うなぎはコラーゲンたっぷりな食材で、美肌にも効果的。効果を高めるには、コラーゲンの生成を促進するブロッコリー・かぼちゃ・ジャガイモなどのビタミンCを多く含む野菜と合わせて食べるのがおすすめです。また、うなぎに不足している食物繊維を摂ることができる点でも食べ合わせが良いと言えるでしょう。
以下の記事では、うなぎの栄養や効果効能についてご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
うなぎと食べ合わせの良い食材を使った料理
最後に、うなぎと食べ合わせの良い食材を使った料理をご紹介します。
1尾で家族4人分が作れる「うなぎと梅のひつまぶし」
調理時間・材料(4人前)
- 調理時間:10分
- 材料:うなぎの蒲焼1尾・長ネギ1本・梅肉大さじ1.5・ご飯4人分
- 調味料:わさび適量
作り方
- 鰻の蒲焼を一口大に切る
- うなぎを器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で30秒加熱する
- お茶碗に盛ったご飯の上にうなぎ、長ねぎ、梅肉、わさびをそれぞれ盛り完成
うなぎ1尾を家族4人で分けることができる一品です。丼にせず、小皿に盛り付ければお酒のおつまみにもなります。ぜひ、お好みでお茶漬けでも食べてみてください。
夏バテしてしまった日にも食べやすい「うなぎとろろ丼」
調理時間・材料(2人前)
- 調理時間:20分
- 材料:ごはん400g・うなぎの蒲焼2尾・付属のタレ2つ・やまといも200g・きざみのり適量・大葉適量
- 調味料:料理酒大さじ1・みりん大さじ1・醤油小さじ2
作り方
- 大葉を千切りに、うなぎの蒲焼を一口大に切る
- やまといもをすりおろしておく
- フライパンに、付属のタレ、料理酒、みりん、醤油を入れて中火で熱する
- ふつふつとしてきたら弱火でうなぎを5分程蒸し焼きにする
- うなぎが温まり、ふっくらとしたら火から下ろす
- 器にごはん、2、5、大葉を盛り付けたら完成
酒蒸しにしたふっくらとやわらかいうなぎと、やまと芋の粘りがごはんによく合います。食欲が無い日にや、夏バテ解消におすすめです。
三つ葉と山椒で大人な味わいに「うなぎとじゃがいもの和風オムレツ」
調理時間・材料(2人前)
- 調理時間:20分
- 材料:卵4個・うなぎの蒲焼1尾・ジャガイモ2個・三つ葉5本・
- 調味料:山椒適量・サラダ油大さじ1・塩適量
作り方
- うなぎは幅1cmに、ジャガイモは皮をむき長さ5cmの細切り、三つ葉は長さ3〜4cmに切る
- 卵はボウルに割り、ほぐしておく
- 直径22cm程度のフライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、ジャガイモを入れて塩少々をふり、炒める
- しんなりとしてきたらうなぎを加え、溶き卵を流し入れ、大きく2〜3回混ぜる
- 蓋をして弱火で3〜4分焼き、まわりが固まり、表面が半熟状になったら三つ葉を散らす
- 再びふたをして2分ほど焼き、火を止めてそのまま3〜4分おいて蒸らす
- まな板に取り出し、食べやすく切って器に盛り、山椒をふれば完成
栄養満点のうなぎと、食物繊維を補えるジャガイモは食べ合わせの相性も抜群。三つ葉と山椒の香りが食欲をそそる大人の味わいをお楽しみください。
まとめ
今回は、うなぎと食べ合わせが良い食材、悪い食材についてご紹介しました。「うなぎと梅干しは食べ合わせが良い」など意外な食材もあったのではないでしょうか。うなぎを食べる際は、水分が多い食材の食べ過ぎには注意してお楽しみください。
また、マルチュウスマイルでは、今回ご紹介したようなレシピにもご使用いただける、「炭火焼きうなぎ蒲焼」などの商品の加工・販売をしています。
弊社では、愛知県三河一色産のうなぎを使用したうなぎを販売しています。美味しさはもちろん、「安心と安全もお客様にお届けしたい」という思いから追及し誕生したこの逸品は、品質管理が徹底されたうなぎをぜひ一度、ご賞味ください。
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